当院では、医師による訪問診療を行っています。
訪問診療とは
通院が難しい状況にある方が自宅等で療養されている場合に、医師が予定した日に自宅等に訪問して診察を行うことをいいます。当院では、最期まで自宅で過ごしたいと希望なさる方の対応も行っております。
治療上、お薬が必要な方は、医師が病院に戻ってから処方します。
そのため、後日お薬を取りに来て頂くようになります。なお、院外処方を希望なさる場合は、医師にお申し出いただくことで対応いたします。
なお、普段通院している方が、急に具合が悪くなり自宅での診察を希望する往診(おうしん)は実施しておりません。
訪問する地域
原則として黒川地区(富谷市、大和町、大郷町、大衡村)となります。
これ以外の地域については、個別の相談となります。
相談窓口
ご相談は「公立黒川病院 医療ソーシャルワーカー」までお願い致します。
利用までの手続
病院に入院中の方
- 1
入院中の医療機関の連携担当者から、当院医療福祉相談室のソーシャルワーカー宛てに連絡をいただきます。
- 2
診療情報提供書と基本情報提供シートを作成いただき、医療福祉相談室にFAX(022-345―3120)していただきます。
- 3
訪問診療担当医と相談の上、入院先の連携担当者に受け入れについて回答いたします。
- 4
患者さんの状態によっては、一度当院に転院して頂く場合もあります。
そのような時間がない場合は、直接自宅に伺って訪問診療の説明や契約などを行います。
当院に通院中の方
受診時に、医師または外来看護師にお申し出ください。
「住み慣れた自宅で療養したい」その気持ちに寄り添います。
診療内容例
- 医師による定期診察、薬の処方
- 採血検査、注射、点滴、カテーテル類(膀胱留置カテーテル・中心静脈栄養・経管栄養・気管切開・胃瘻等)の管理・交換
- 褥瘡(床ずれ)、傷の処置
- 在宅酸素の管理
- 緩和ケア・看取り
- 予防接種、など
対象となる方
- 通院が難しい方
- 要介護状態の方
- 最期まで自宅で過ごしたい方
- 有料老人ホーム等にお住いの方
- 医師が必要と認めた方、など
料金
訪問診療は原則として医療保険が適用されます。
概ね 6,000 円から 8,000 円(このうち1~3 割負担)に、薬代と検査代がかかります。なお、検査は実施した場合のみかかります。
※高額療養費制度により、かかる医療費には上限があります。医療費自己負担額の上限の区分は世帯収入により異なります。会計窓口でご相談ください。
※介護保険を利用されている方は、ケアマネージャーへの情報提供として、同意が得られた場合に「居宅療養管理料」が別途発生します。
定期訪問日
月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | |
午前 | − | 上原(第4) | − | − | − |
午後 | − | 上原・綾香 |
筒井 |
筒井 | 筒井 上原 |
担当医師紹介
横道 弘直
在宅での療養・生活をサポートするために、ケアマネージャー・訪問看護・訪問リハビリなどの多職種と連携して対応します。お困りごとがあれば、気軽にご相談下さい。
松尾 英史
在宅で最後を迎えたいのは患者さんの大事な権利と思います。当院はそのための準備を行うツールがそろった病院です。お気軽にご相談いただければと思います。
筒井 美穂
資格(日本老年医学会老年科専門医)(日本医師会認定産業医)
患者さん、その家族の皆さんを癒すことができるような診療を心がけています。
上原 周悟
資格(日本プライマリ・ケア連合学会プライマリ・ケア認定医、家庭医療専門医)
“おうち”は大切な場所です。ご本人やご家族だけではなく、我々医療者にも大きな力を与えてくれます。おうちに来てほしい、おうちに帰りたい、でも色々と不安だ。そんな当たり前のことを一緒に悩み、歩んでいきます。病院だからこそできる在宅医療のカタチがあります。まずはご相談ください!
綾香 奈々
病気だけでなく、ご本人やご家族の気持ち、願い、これまでとこれからの人生を大切にしながら関わっていけたらと思います。皆さんが「今日はいい日だったな」と思える日を 1 日でも増やせるよう、微力ながら尽力してまいりますので、よろしくお願いします。
当院では訪問看護ステーションの看護師、ケアマネージャー、医療ソーシャルワーカー、介護職など専門職と連携し、自宅などでの療養生活を支えます。療養中は、いつでも医師と相談することができます。
自宅だけではなく、グループホームやサービス付き高齢者向け住宅への訪問も行っています。